ロリポップからエックスサーバーへWordPressを移転

最近、ロリポップのサーバーで管理しているページで503の表示をたまに目にする機会が出てきました。

今まで管理してきて初めての経験です。

503の表示の原因は、サーバーに対して、急激なアクセス増加などによる想定以上の負荷がかかったらしいのです。

我慢して使っていれば、そのうちサーバー側でなんとかしてくれるかな?

と思っていたのですが、今回3回目の503表示でしたので、行動に移しました。

色々と調べてみたら、サーバーの移転が一番良い。という結論に至りました。

移転先はエックスサーバー が良さそうです。

エックスサーバーもWordPress専用とかありますが、トータル的に判断して通常のサーバーを選択しました。

移転する前に要チェック

プラグインUpdraftPlus Backupで現状の状態をバックアップする。

phpmyadminにログインしデータベースのバックアップ。

phpMyAdmin の管理画面にてオーバーヘッド

データベースのサイズが大きなものを点検する

count per dayプラグインのデータ「wp_cpd_counter」などその時のログが残る

Redirectionログ削除

エックスサーバーの「新サーバー簡単移行」機能

WordPressの更新

不具合の防止の為、現在のサーバーでご利用中のWordPressを最新バージョンに更新する。

プラグインも更新しておく、WordPress最新バージョンとの互換性: 100%のプラグインだけ。

ロリポップサーバー内のデータを全てパソコンにダウンロード

サーバー内にあるデータを全てパソコンにダウンロードします。

FTPでダウンロードします。

mixhostへ移行する手順

以前はFFFTPを利用していたのですが、セキュリティ等の問題で、今は、FileZillaを利用してます。

ワードプレスのデータは結構多いので、フォルダ毎にダウンロードします。

データベースのデータをダウンロード

ロリポップのサーバーにログインして

WEBツール > データベースにアクセスします。

もし、ログインIDとパスワードを忘れてしまった場合は先程FFFTPでダウンロードしたファイルの

「wp-config.php」に書いてあります。

左メニューから「データベース」を選択します。「information_schema」は違います。

上部メニューのエクスポートタブを選択します。

エクスポート方法は「詳細」にチェックを入れます。

「データベース」は全選択します。

「生成オプション」内のチェック項目全てにチェックを入れて「実行する」

パソコン内に「nanntoka.sqi」という感じのファイルがダウンロードされる。

PHPバージョンを合わせる

エックスサーバーのPHPバージョンは、サーバーパネルから「PHP Ver.切替」をクリックして確認できます。

移転作業前に、ロリポップ!のPHPバージョンをエックスサーバーに合わせておきます。

5.3.3等の場合、5.3まで合っていればOK

エックスサーバーと契約する

エックスサーバーには無料お試し期間が10日間あります。

キャンペーンをやっていて独自ドメインを無料でもらえます。エックスサーバー契約中は年間の維持費も無料です。

申し込みが完了すると、すぐに登録メールアドレス宛に「Xserver サーバアカウント設定完了のお知らせ」が届きます。サーバー情報などが記載されていますので、pdfファイルにしてPCとプリントアウトして保管します。

エックスサーバーでドメイン設定

移転するドメインを、エックスサーバーに登録します。

ここで登録作業をしても、DNS(ネームサーバー)の切り替え作業を行わない限り、実際のURLには反映されません。

ログイン後、インフォパネル>サーバーパネルにログインします。

サーバーパネル内の「ドメイン設定」をクリックします。

「ドメインの追加設定」をクリックして、移転予定のドメインを追加します。

エックスサーバーにWordPressをインストール

ロリポップでWordPressをインストールしていたフォルダが「wp」だったら、エックスサーバーも「wp」にする。移転前と同じwpフォルダにインストールする。

css等の設定が全て移転前のフォルダで設定してあるので同じにしないと色々と大変。

サーバーパネルから「自動インストール」をクリックし、WordPressをインストールします。

自動インストール画面でインストールURL、ブログ名などを入力します。データベースの項目は「自動でデータベースを生成する」を選択します。

インストール完了後、MySQLデータベースの情報が表示されますので、メモしておきます。

これでWordpressがインストールされ、データベースも生成されました。

メモをし忘れた場合や、ネット接続が切れてうまくいかなかった場合は、先程のインストールしたデータを削除してインストールしなおす。

サーバーパネルからphpMyAdminをクリック

これでWordPressがインストールされ、データベースも生成されましたが、ロリポップのサーバーにあるデータベースを移転しますので、いったんエックスサーバーのデータベースを空にします。

ログイン後のphpMyAdmin画面にて、画面左上のデータベースからinformation_schemaではない方を選択します。

全てのテーブルにチェックを入れて、「削除」を選択し[実行する]をクリックします。これで一旦データベースが空になりました。

エックスサーバーにデータベースをインポート

ロリポップからエクスポートしたデータベース(SQLファイル)を、エックスサーバーにインポートします。

エックスサーバーのサーバーパネルからphpMyAdmin(MySQL5)をクリックして、データベースにログインします。

画面左上からinformation_schemaではない方(WordPressのデータベース)を選び、「インポート」タブを選択。

ファイルの文字はutf8のままでOK。[ファイルを選択]をクリックして、先ほどロリポップからエクスポートしたデータベース(SQLファイル)を選択し、[実行する]をクリックします。

エックスサーバーにファイルをアップロード

ロリポップからダウンロードしたファイルをエックスサーバーにFTPソフトでアップロードします。

アップロード先は、/ドメイン名/public_htmlフォルダ内ですが、先ほどWordPress自動インストールをした際に、既にいくつかのファイルとフォルダが自動生成されています。

wp-config.phpファイルのみ、中身を書き換えてからアップロードします。

エックスサーバーの「wp-config.php」を修正

FTPクライアントから、エックスサーバーにある「wp-config.php」をローカルに保存します。

データベース名、データベースのパスワード、ホスト名をエックスサーバーの情報に書き換えます。

「$table_prefix = 」というテーブル接頭辞の箇所を見つけて、ロリポップと同じにする。「’wp3’」の数字が最初から同じであれば問題なし。

動作確認URLでチェックする

エックスサーバーには、動作確認URLというDNSを書き換えなくても動作を確認できますが、この動作確認の時は大丈夫でしたが、実際は失敗しました。

失敗した理由は、「Wordpressをインストールする」項目の所でロリポップでインストールした時は「wp」フォルダにインストールしたのに、今回のエックスサーバーの時は「wp」フォルダにインストールしなかった為、index.phpの「require(‘./wp/wp-blog-header.php’);」の/wp/あるなしの問題で表示がおかしくなった。

DNS設定変更

動作確認URLでブログがちゃんと表示されることを確認したら、DNSを書き換えます。

私はドメインはムームードメインで一括管理しております。

ムームードメインにログインしたら、ドメイン操作の「ネームサーバー設定変更」をクリック。

ドメインを選んで「ネームサーバー設定変更」をクリック。

ネームサーバーを入力するところがあるので、エックスサーバーから来たメールに書いてあるネームサーバーを入力します。

DNSを書き換えてから、全て反映されるまでに2〜3日かかる場合もあるようですが、数時間で変わりました。

このサーバー変更を行う場合は、色々とトラブルがありますので、そのサイトのアクセスされる時間を考えて行った方が良さそうですね。ネームサーバー変更してから今回は4,5時間で変わりましたので、夜8時ぐらいにネームサーバーを変更すれば、夜中に書き換わる可能性があるので、アクセスが少ない時間に作業を終えて、朝確認して、問題があったら解決していくような流れでしょうか。

変更して数週間立ちますが、サーバー変更してよかったです。

503の表示がされなくなりました。